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固定種って何?簡単にまとめてみた

time 2016/12/14

固定種って何?簡単にまとめてみた

店頭や宅配でお客様のご意見を頂く中で、「よこや農園は、種や苗の情報も分かるので安心できる。」という声を何件か頂きました。

その中で特に、栽培履歴の使用種子の情報の時に出てくる「固定種」という言葉。
今日はこの言葉について、自分の中でしっかり理解をしておかなければならないという意味も込めて解説してみたいと思います。


古来種野菜を食べてください。

まず植物の種子には、F1か、固定種かという括りがあります。

初めてF1の種子がアメリカで誕生したのが1940年代(大正時代から存在したという説も)で、それが世界的に普及し始めたのが1960年代とのことです。

日本でF1の種が普及するまでは、固定種という言葉自体が存在しなかったということになります。
ですので、F1と固定種の違いが理解できれば、固定種という言葉が理解できるということになるんです。

それではまずF1の種子についてですが、F1というのは、「First flial generation」や「Final one hyblid」 の略称で、日本語に訳すと、「一代雑種」や「一代交配」、「ハイブリッド種子」と呼ばれています。

F1種子のメリットは…

1、雑種強勢という力を働かせていることにより、固定種と比べて生育が早くなり、収量も上がる
雑種強勢というのは、異なる作物を交配させて良い部分だけ優勢遺伝で出させることです。
例えばアブラナ科のカブの花に、次の世代はカブの特徴しか出ない他のアブラナ科の植物の花を交配させるという感じです。

2、固定種と比べて発芽や生育、収穫時の形が揃いやすい
この性質は作物の大量生産、消費には非常に向いています。
例えば、大根の重さや形がバラバラ過ぎると…
・農業組合、業者が作物を農家から買い取るときに値付けしにくい。
・コンビニのおでんのように大量に同じ形の大根を効率よく作れなくなる。
等、色々な障害が出てくるのがイメージできます。今はモノの大量生産、大量消費の時代ですので、F1種子はその時代の流れに必要とされてどんどん普及している種子であると言えます。

次に固定種のメリットは…

1、F1種子と比べて、収穫期間が長い
固定種は、一緒の時期に種蒔きをしても収穫適期はバラバラです。ですので、自給や小規模の農業経営には適していると言えます。

2、自家採種が可能である
固定種は代々自然淘汰や農家の母本選抜(できた作物の中で味や形の良かったものから種を採っていくこと)で繋がれてきている種なので、自家採種して繋いでいくことが出来ます。

F1種で採種すると、次の世代には劣勢で隠れていた違う作物の性質も出てきてしまいます。
ですので採種した種が安定しません。とてもリスクが高いので、F1種を使っている農家さんは作付け毎に種を購入されています。

まだまだお互いのメリットはあるとは思いますが、それぞれの種子の耐病性や作物の味の問題になってくると今の私の理解や経験の範囲を超えてしまうことになるので、他の記事を参照頂ければと思います。

今回の記事は、よこや農園の栽培履歴を理解しやすくするためであったり、これからいろいろと種子に関する記事を書いていく上での基礎になる部分になります。
当然ですが、種子の世界も奥が深いです。

皆さんも余裕があれば、是非いつも召し上がられている作物の種子のことを考えてみられてください。

今回は以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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