自然農をお手本に。よこや農園ブログ

福岡県宗像市発、 旬菜直売~よこや農園のブログです!! 無農薬野菜の栽培、販売、宅配をおこなっています!!

草を敵としないということ

time 2016/11/13

草を敵としないということ

耕さない。農薬、肥料を使わない。草や虫を敵としない。
よこや農園が一番のお手本とさせて頂いている、川口由一氏の自然農の理念です。

肥料の部分がうちの場合は醗酵鶏糞を使いますので妥協点ではあるのですが、頭の中では頻繁にこの理念を思い出しつつ作業を組み立てています。

今日は特に「草を敵としない」ということについて、現在の考えをまとめてみようと思います。

image2.JPG

不耕起や草生栽培、自然農法を実践している方の畑は、この様に作物と雑草が共生している光景がよく見られます。
「草を敵としない=放任」と思われる方がよくいらっしゃいますが、そういう訳でもないと私は思います。

自然農の方の本を読んだり勉強会に参加させて頂いたりすると、色々と草への応じ方を学ぶことが出来ます。


自然農の野菜づくり

種蒔き時

・種を蒔く部分は草を刈り、地表を薄く削る。
・種を蒔いた後の地表は裸にせず、刈ったばかりの青草で薄く覆う。

青草をかけるというのは目からウロコでした。
青草をかけると日差しを受けてどんどん萎れていくのですが、これを利用しています。

蒔いたばかりの時は陽射しを受けても地表が乾きすぎず、種が発芽する頃には芽が伸びていくスペースが出来ていると。
これが上手く決まった時は嬉しいです。

青草を掛ける量がなかなか難しく、少なすぎても多すぎてもダメなのですが、それも発芽までの天気や気温によって違いますので、正解が毎回違います。

定植(苗を植える)時

・苗を植える箇所の草を刈り、穴を掘って植えつける。
・植えた後の苗に、苗の状況に合わせて青草か枯れ草をかける。
・陽射しや暑さが気になる時は、周りの草を刈らずに、その中に苗を植えつける。

特に最後の、草の中に苗を植えつけるのは衝撃でした。
うちでは夏野菜の、ナス科(なす、ピーマン、トマト等)やウリ科(かぼちゃ、きゅうり、スイカ、ゴーヤ、ズッキーニ等)を植えつけるときによくやります。

この方法の効果は苗が根付くまで、陽射し、乾燥から守ることの他に、虫による食害を分散します。
周りに草がたくさんあると、そこには色々な生き物が棲んでいるので、新しく植えつけた苗だけがぼろぼろに食害を受けることはめったにありません。

そして一週間くらいして、苗が根付いたなという頃に周りの草を刈ってしまうと。スゴすぎます…

作物の生育段階でも草を刈り過ぎないのは、食害を分散させることと地表を乾燥させない為にも大切です。

image1.JPG
画像は昨日撮ったキャベツです。
近くで高菜の株分けをしていて、ちょうど良い青草がキャベツの周りにあったので刈ろうとすました。
すると妻から「刈り過ぎないでね。」と注意されました。

草を刈り過ぎないということは、個人によって感覚が違います。
なので、このように注意を受けるというのもまた自然農の楽しさというか奥深さの一つなのだろうなと感じました。

夫婦間では、私の方が草を刈りすぎる傾向にあります。
なので、刈り過ぎの注意を受けたり、「ここは刈るべきなのでは?」というところを「まだ。」という妻の感覚が面白いというか、そこで「あの時はもしかすると刈り過ぎたのか?」と考えさせられます。

正解はもしかすると一生分からないかもしれないのですが、草を刈り過ぎないことの奥深さを感じて頂けましたでしょうか???

あとは、作物の生育の悪い箇所の雑草をわざと半年ほど生やしっ放しにして地力を回復させるという方法があります。
私もあまり生育の良くない畑を一枚借りていて、これを春過ぎ頃から実践しています。

この方法で注意すべきは、地主さん他周りの方々への配慮だと思います。
この方法を他人に分かってもらおうとするとトラブルのもとになると思います。

たとえ回復が遅くなろうと、適度に草を刈って畑の見栄えを保ちながらやっていかなくてはなと考えています。

以上が「草を敵にしない」ということに対する考察です。
この理念には自然農の奥深さが詰っています。それを少しでも感じて頂けたのであれば嬉しく思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

sponsored link

down

コメントする




関連記事

日々の畑の様子

栽培履歴(種子、苗使用情報)

農作業アイテム

本のレビュー(農業)

日記

ベランダ菜園

失敗メモ

小ワザ集

店頭販売

支柱立て

料理

猪レポート

玉ねぎを鍛えてみる

種について

草との向き合い方



sponsored link

UA-85290241-1