2019/05/17

今の畑は、一番長い所で3年程借りています。
よこや農園開業からは未だ半年弱ですが、それまでは趣味と研究のつもりで作付けをさせて頂いていました。
その中でもう春作と夏作を合わせて6~7回はやってきて、なかなか上手くいかないのが人参です。
が、やっと少し光が差してきたように思える収穫がありました。
7月の初めに種を蒔いて、先日収穫できた人参です。
少しでしたので、自家用で頂きました。
種蒔きの頃はまだ梅雨で、発芽させるのには悪くない時期でした。
ですが、雨が降りすぎて水没してしまった箇所があったりと苦戦を強いられました。
結果、あまり多くの作付け量にはならなかったのですが、今後のためにと残して経過を観察しておりました。
どうしても作物の生育がゆっくりとした形になってしまう現農法では、人参の春作(3~5月に播種)は向かないのかもしれないと感じています。
理由は、どうも人参という作物は初期生育の時期を高温の時期に当てた方が成功し易いように感じているからです。
これはあくまでも化学肥料を使わない、もしくは有機肥料を鋤き込まない農法に限るのかもしれません。
が、そういう農法だからこそ、作物毎に一年の中で本当に適した、少しシビアな栽培暦が必要になるのです。
人参は農薬、化学肥料のどちらが影響しているのかは不明ですが、慣行農法のそれに比べて味や香りに違いが出やすいです。
鹿児島で有機農業の修行をしている時に食べた時も思いました。是非ご賞味頂きたいので、8月終わりに播種した人参はなんとか成功させたいです。
ちなみに、今年の春に蒔いた人参は収穫期に大きくなりきれずに失敗しました。
10月くらいまで待ちましたが、しわしわ人参になってしまいました…
収穫期を低温の時期に合わせることで、このしわしわ人参になってしまう事を防いで、収穫期を長くすることが出来ることも夏蒔きのメリットのようです。
↓↓参照させていただきました↓↓
自然農・栽培の手引き
この記事が、不耕起や無農薬、無化学肥料での人参栽培にチャレンジされている方のヒントに少しでもなれると嬉しく思います。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。