2019/05/17

今期の夏作で一番最初にスタートしたトウガラシです。
大きくなりました。
二月の終わりに催芽して。→「催芽」作業の紹介
四月の終わりに植えつけて数日後、ほとんどの苗がイノシシにやられて。
→イノシシレポート
残ったのは1~2割。
今までで一番の被害でした。
去年の秋から借り始めた圃場で起きました。
新圃場と言うのは要注意です。
いつもと違うことが起きることは分かっているのですが、良い意味で違うことが起きることばかり考えてしまいます。
何事もリスク分散を怠っては痛い目にあいます。
でも、ここまで大きくなれば一安心。
これでも今日の草刈が終わった状態です。苦笑
今日は夏野菜の様子を最近の草刈作業後の状態で紹介していきたいと思います。
まずは草刈前の写真を一枚。
青しそとバジルと、雑草です。
これを刈ります。
あんまり変わってないですかね…笑
雑草は抜かずに、地上10cmくらいのところで刈ってます。
その刈った草はその場に置いてます。
少し晴れ間に当たれば、刈られた草が萎(しお)れてしまってもう少し分かり易くなります。
また今度ゆっくり紹介しようとは思っていますが、ウチの方針としてこんなのがあります。
「土地が1あって、しっかり、10管理(慣行農業)して、収量が10上がるとする。
比べてウチは、同じ土地1に対して、2~4くらいしか管理せず、収量を4~7程度上げられるようになる。」
というところを目指しています。
ですので、今日の草刈に費やした時間は1反につき3~40分くらいです。
ミニトマトです。
ここまで大きくなると、草にやられるよりも、
刈り過ぎて真夏の日光や水不足による乾燥にやられる方が怖いです。
なので草刈は軽めに行います。
このミニトマトには天敵のニジュウヤホシテントウが付いています。
握り潰して殺してしまう手もあるのですが、そうなると全滅させなければならないのでキリがないです。
この天敵の被害は、ナス科であるミニトマトの周囲に、他のナス科の雑草をたくさん残すことで対処しています。
被害を失くすのではなく分散させる。
先日水遣りをすることのデメリットを書きましたが、草刈、草抜きも当然メリットだけではありません。
作物の周りの草を抜きすぎると、食害が作物に集中します。
他にも、作物によっては真夏や真冬は苦手なものもいます。
猛暑や寒さから作物を守るのに雑草を上手く使うことが出来ないか?
おそらく、自然農法などの草生栽培を長年されている方はこのコツを掴んでいらっしゃるような気がします。
私も毎年少しずつ、このコツを掴む為に研究していきたいと思っています。
他の作物も紹介しておきます。
キュウリです。
キュウリも意外と真夏の猛暑は大得意ではない様子なので、圃場の日陰気味の箇所に植えつけています。
グリンピースを収穫している時期に、グリンピースで隠れて日が当たり過ぎない箇所に植えました。
最近の雨と、気温の上昇と湿気で生育開始といったところです。
上手くグリンピースからバトンタッチが出来そうです。
こうすると、支柱をそのまま使えるので楽です。
苗が上手く根付かずに消えてしまった箇所は、その後に種を蒔きました。
まだ小さいですが、しっかり実を付けてくれるでしょうか?
オクラです。
一番大きいところです。
こちらもこれで、草刈後です。笑
オクラは毎週のように段階的に播種をしたので、大きさも疎(まば)らです。
青線の左側に真っ直ぐオクラが生えています。
そして、今まさに発芽せんとしている箇所も。
間に合うか分かりませんが、今後の研究という意味でも楽しみです。
モロヘイヤです。
まだ小さいです。
梅雨の後半を過ぎれば一気に大きくなります。
もう少しで一人立ちという感じなので、他の作物よりは確認する回数が多いです。
ツルムラサキです。
本格的に栽培するのは鹿児島で有機農業の修行をしていた6~7年振りです。
まだ双葉が出てきた程度で小さいのですが、モロヘイヤより強いです。
苗の定着率も高く、今のところ非常に作りやすいと感じます。
コチラもグリンピース跡に定植して、支柱をそのまま使う作戦です。
~~
多くの作物が一人立ちをしてきているように思います。
先週から本格的な梅雨が始まったということで、我が家では夏の販売に備えて少しゆっくりと過ごしています。
私は昨日まで四日間、知り合いの社長さんに、関東まで旅行に連れて行って頂きました。
妻は三歳の息子と共に、一週間程鹿児島の実家に帰省しています。
しっかり充電して、梅雨が終わるころには販売開始が出来るようになると思います。
今年の夏も、「毎日の食卓によこや農園の旬の野菜ををプラス!!」でよろしくお願いします!!
それでは今日はこの辺にしておきます。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。