2019/05/17

昨日の昼過ぎから今朝にかけて、台風21号による強風被害が畑に出ています。
画像はオクラです。
見事に倒されています。
奥には隣の畑から飛ばされてきたコンテナが見えます。
福岡は台風の強風域のみで、暴風域には入らなかったのにこの現状。
日本近海に来ても思った以上に台風の勢力は衰えませんでした。
海水温は2ヶ月前の気温と比例すると言いますが、まさにその通りだなと思いました。
台風が太平洋側を通ると、この辺りは吹き返しの風を受けることになります。
そうなると北から海水が畑に運ばれてきて塩害が起きます。
今回も懸念されましたが、やはり起きました。
種採りを待つモロヘイヤです。
葉の周りが黒くなって縮れてしまっているのが見えますでしょうか?
風で倒されてしまってもいます。
その株元に春菊を植えておりますが、こちらは上手くモロヘイヤに守られました。
ただ、苗を草の中に植えつけるというこの方法は一長一短です。
台風前に撮影した春菊です。
長雨の影響もありますが、ヒョロリと徒長してしまっています。
何事もそうですが、臨機応変の対応が必要だなと思いました。
私は福岡自然農塾で初めてこの方法を教わりました。
一番の目的は、苗が根付くまでに陽射しを遮(さえぎ)ることなのかなと感じます。
と言うことは、根付いてしまったらしっかり周りの草を刈ってあげないといけないなと。
そのタイミングが大切なんだなと思います。
ちなみに草の中に植えなかった春菊もありますが、こちらは徒長していません。
ただ、長雨なんて無ければこんなに徒長はしなかったでしょう。
自然に合わせる難しさというものをまた学びました。
さて、塩害は広範囲に及んでいます。
株分けしたばかりの菜花に…
パクチー。
同じく葉の周りが黒く縮れています。
菜花の場合はまだ収穫までは時間があるのでほとんどダメージは無いでしょう。
パクチーはそろそろ一度販売してみようかな~と思っていたので残念です。
一週間もすればきれいな葉っぱが生えてきて元通りになるとは思います。
一ヶ月早く同じ被害が出ていると痛かったです。
夏野菜の出荷が一週間程止まってしまっていたでしょう。
いまは端境期ということもあって、元々出荷は止まっています。
次は支柱の倒壊です。
こちらはササゲ。
今朝は多分この支柱が倒れていて隣のパクチーに被さっているだろうと思い、それを直す為に畑に行ったのですがあら不思議。
畝の向きに合わせて倒壊しているではありませんか。笑
赤い矢印が支柱が倒壊した方向です。
青い線の左側にパクチーが植わっています。
お陰で仕事が減りました。
しかしスゴい風でした。
支柱が抜けている箇所も…。
インゲンはさらに悲惨です。
株自体が非常に強風に弱いのですが、重ねて塩害も受けています。
茎が風でズタズタになって、葉が塩害で萎れています。
今は種取りで残しているのですが、コチラも1ヶ月前だと痛かったです。
幸い、種はある程度採れそうです。
その他、
ブロッコリーは葉が千切れている株があるも無事でした。
大根も少し塩害の影響がありますが無事です。
~~
時期が時期だっただけに、被害の割には調整が効きそうです。
倒れた支柱は分解してこれから蒔くえんどう豆の箇所に移していこうと思います。
塩害も収穫中は痛いですが今は自家用に収穫しているのみなので、多少縮れた作物も我が家で食べてしまえば大丈夫です。
ただやはり、台風は恐ろしいなと感じました。
以上、台風後の畑レポートでした。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。